2008.08.31 Sunday
赤シソ染め
8月30日、染めには向かない曇時々雨の中、
藍の生葉(二番刈り)染めと赤シソ染めを決行。
赤シソの色は赤〜紫〜青系の花や実の色素の一種で「アントシアン色素」といい、一般的な草木染では染まりにくい特性だそうで、今回は「強酸性」の薬品を使用。決して直に廃液を下水に捨ててはいけません。
赤シソ染め
シソを細かく粉砕。
↓
色素抽出剤を加え、
揉みだすように馴染ませ、1時間半放置。
半日置いた方がさらにいいらしい。
↓
うめぼしの色。
酸特有の酸っぱい匂い。ちょっと目にしみる。
↓
綿は染まりにくいので専用の下処理剤に糸を浸す。
↓
色素抽出液に浸す。
ショッキング・ピンク。草木染の色ではないので驚きの声が上がる。
↓
専用の媒染剤に浸ける。
気持ち、色が落ち着き始める。
↓
発色のため湯に晒す。
晒すとどんどん色が薄くなっていく。
↓
水洗いして完成
草木染めの色です。
奥に見えるのは藍の生葉染。日光に当てられないせいか今回はかなり薄めの色。おまけに緑色。
一日乾かした色。
淡〜い色。
yantwoさんが糸に付けてたシルクのタグは牡丹色に染まっていて、綿は染まりにくいということを実感した。
藍の生葉(二番刈り)染めと赤シソ染めを決行。
赤シソの色は赤〜紫〜青系の花や実の色素の一種で「アントシアン色素」といい、一般的な草木染では染まりにくい特性だそうで、今回は「強酸性」の薬品を使用。決して直に廃液を下水に捨ててはいけません。
赤シソ染め
シソを細かく粉砕。
↓
色素抽出剤を加え、
揉みだすように馴染ませ、1時間半放置。
半日置いた方がさらにいいらしい。
↓
うめぼしの色。
酸特有の酸っぱい匂い。ちょっと目にしみる。
↓
綿は染まりにくいので専用の下処理剤に糸を浸す。
↓
色素抽出液に浸す。
ショッキング・ピンク。草木染の色ではないので驚きの声が上がる。
↓
専用の媒染剤に浸ける。
気持ち、色が落ち着き始める。
↓
発色のため湯に晒す。
晒すとどんどん色が薄くなっていく。
↓
水洗いして完成
草木染めの色です。
奥に見えるのは藍の生葉染。日光に当てられないせいか今回はかなり薄めの色。おまけに緑色。
一日乾かした色。
淡〜い色。
yantwoさんが糸に付けてたシルクのタグは牡丹色に染まっていて、綿は染まりにくいということを実感した。
2008.08.30 Saturday
葛の葉の染め
8月22日に葛の葉の染めをした。
民家園の葛で染めるはずがお盆前に植木屋さんが入り刈り込んでしまい近くの野川で調達。きれいな緑が染まると思いきや、黄土色に近い黄色(媒染は銅)。
それもそれでなかなかいい色。
残った染液を持ち帰り、夜、明礬媒染でシャツと綿糸を染めた。
そのとき感じたこと・・・濃染液の威力にはびっくりした。
食事の後片付けをしながら染液にシャツを入れるとちっとも色が付かない。
そうだ濃染液に浸すの忘れた!再度染液に入れると一気にきれいな黄色がシャツに付いた。
たった1,5リットルの染液でちょっと汚れたシャツが見違えるようなきれいな黄レモン色になった。
このシャツを着て野川の葛に会いに行こうと思う。
また発見の楽しい一日だった。
民家園の葛で染めるはずがお盆前に植木屋さんが入り刈り込んでしまい近くの野川で調達。きれいな緑が染まると思いきや、黄土色に近い黄色(媒染は銅)。
それもそれでなかなかいい色。
残った染液を持ち帰り、夜、明礬媒染でシャツと綿糸を染めた。
そのとき感じたこと・・・濃染液の威力にはびっくりした。
食事の後片付けをしながら染液にシャツを入れるとちっとも色が付かない。
そうだ濃染液に浸すの忘れた!再度染液に入れると一気にきれいな黄色がシャツに付いた。
たった1,5リットルの染液でちょっと汚れたシャツが見違えるようなきれいな黄レモン色になった。
このシャツを着て野川の葛に会いに行こうと思う。
また発見の楽しい一日だった。
2008.08.27 Wednesday
染め糸のコレクション
この1年間の染め糸のコレクションです。
茶色系の色が多いと思っていましたが、並べてみると想像以上にバラエティに富んだ色合いになっていました。
ちょうど1年分の糸で、たいしたことのない量だと思っていたのですが、溜め込んだものの整理はかなり時間がかかりました。
綿の会で染めた糸、その時にもらってきた廃液で染めた糸、自宅でちょっとためしに染めてみた糸−その中には調理中に出た煮汁を捨てるのがもったいなくて糸を漬けてみた糸もありました。
綿の会の草木染めは、紡いだ糸を精練(私は台所用洗剤を利用)し、50cmの"かせ"にして陰干ししたものを使うので、染め上がりはかせの状態です。
時折、家で染糸を出してみてひとりでニンマリしていたのですが、この春膝を痛めて糸場に通えなかった時に、思い切って写真のように糸を整理をしてみました。以前、会員の一人が糸巻き風のかわいい形のもの(たぶん、セルを切り抜いて作った手作り)に巻きつけた糸を持っていて、「私も、今度そんな風にします!」と言いながら何ヶ月も経っていました。
私の糸巻き台は厚紙を切り抜いた「実用的な形」ですが、十分に用を足しているのでこれでよしとしました。糸を収納しやすいし、織りの時に緋に糸をかける場合にも対応できます。何よりも、染めの履歴を厚紙の台に書けるのが便利です。
丸く巻きつけた糸がコロコロしているのも好きですが、今回は実用的な収納ができて、色糸を眺めるには最適なこの収納方法がとても気に入りました。
Oさん、教えて頂いてありがとうございました〜。
茶色系の色が多いと思っていましたが、並べてみると想像以上にバラエティに富んだ色合いになっていました。
ちょうど1年分の糸で、たいしたことのない量だと思っていたのですが、溜め込んだものの整理はかなり時間がかかりました。
綿の会で染めた糸、その時にもらってきた廃液で染めた糸、自宅でちょっとためしに染めてみた糸−その中には調理中に出た煮汁を捨てるのがもったいなくて糸を漬けてみた糸もありました。
綿の会の草木染めは、紡いだ糸を精練(私は台所用洗剤を利用)し、50cmの"かせ"にして陰干ししたものを使うので、染め上がりはかせの状態です。
時折、家で染糸を出してみてひとりでニンマリしていたのですが、この春膝を痛めて糸場に通えなかった時に、思い切って写真のように糸を整理をしてみました。以前、会員の一人が糸巻き風のかわいい形のもの(たぶん、セルを切り抜いて作った手作り)に巻きつけた糸を持っていて、「私も、今度そんな風にします!」と言いながら何ヶ月も経っていました。
私の糸巻き台は厚紙を切り抜いた「実用的な形」ですが、十分に用を足しているのでこれでよしとしました。糸を収納しやすいし、織りの時に緋に糸をかける場合にも対応できます。何よりも、染めの履歴を厚紙の台に書けるのが便利です。
丸く巻きつけた糸がコロコロしているのも好きですが、今回は実用的な収納ができて、色糸を眺めるには最適なこの収納方法がとても気に入りました。
Oさん、教えて頂いてありがとうございました〜。
2008.08.25 Monday
染めの体験記−去年の今頃は(夏)
昨年の夏、「初めての自分で紡いだ糸」の染めを体験(途中入会なもので)、感動でした〜。
染めの材料は・・・綿の苗 朝摘み取った苗の葉・茎・根を細かく刻んで煮染めに。何でも染まるって本当なんだ!と体感。
普段の畑当番の日には、むくげの花を採取していました(もちろん<民>の了解を得ての活動です)。ささえてもらった脚立の上で、高い木の上に咲くピンク紫の花をわけもわからずにこわごわと採取。着々と貯めこんだ花を冷凍庫に保管し、8月には「むくげ」染め。真夏の暑い中、泡がブクブクと立ち始めた”怪しい”染め剤でしたが、私の貧弱な発想からは想像できない色合いに染まりました。草木染めにはまる人が多いわけですね。
昨年は春の染めを体験できずなんとも残念でしたが、今年は昨年の分まで楽しんでます。
染めの材料は・・・綿の苗 朝摘み取った苗の葉・茎・根を細かく刻んで煮染めに。何でも染まるって本当なんだ!と体感。
普段の畑当番の日には、むくげの花を採取していました(もちろん<民>の了解を得ての活動です)。ささえてもらった脚立の上で、高い木の上に咲くピンク紫の花をわけもわからずにこわごわと採取。着々と貯めこんだ花を冷凍庫に保管し、8月には「むくげ」染め。真夏の暑い中、泡がブクブクと立ち始めた”怪しい”染め剤でしたが、私の貧弱な発想からは想像できない色合いに染まりました。草木染めにはまる人が多いわけですね。
昨年は春の染めを体験できずなんとも残念でしたが、今年は昨年の分まで楽しんでます。
2008.08.22 Friday
今日の棉畑
今日は別件で来たついでに、畑に。
棉の実を「桃」と言うのだそう。まだ桃じゃないけど。
悩まされたコガネムシ。親はこいつか!
ああー花びらが。
アオドウガネって喰うの葉だけじゃないの?
この花は白棉?
中が赤くないよ?
棉の実を「桃」と言うのだそう。まだ桃じゃないけど。
悩まされたコガネムシ。親はこいつか!
ああー花びらが。
アオドウガネって喰うの葉だけじゃないの?
この花は白棉?
中が赤くないよ?
2008.08.16 Saturday
自宅台所染め
自宅で染めた色々です。左から桜チップ(みんなで染めた残り)、藍の生葉(これも残り)、同じく、藍の生葉だけどハイドロも何も入れないで。
生地は、みんな正絹の白無地です。何か細工の裏にでもしようかと少しづつ染め溜めてます。
絹は動物性蛋白なので染まりやすいらしい。
自宅で染めると道具が満足にないので大変です。
ちなみに、染材の煮出しにいつも使うなべで今夜はカレーです。
2008.08.14 Thursday
藍染め
民家園には「綿の会」以外にもいろいろ会があり、
そのなかの「藍の会」が行っている藍染めを、
特別に藍瓶を使わせていただき、紡いだ糸で藍染めを体験!
藍染め 8月12日
糸を水に晒す。
↓
瓶に糸を浸し、
棒を中心にぐるぐる染め液に浸し続ける。
ピンぼけで絵が流れてるけど藍の花(泡)がきれいに出ている。
きっかり5分(たしか)間。
本来は酸化しないように全部浸けるそうだが、手紡ぎ糸なのでヨリが疎らでむらになりやすいためこの方式で。
↓
染め液を絞って、空気に晒す。
棒を中心にぐるぐる染、3分。
を2回繰り返す。
染めたい濃さでお好み。
↓
水洗い。色が出なくなるまですすぐ。
↓
干す。
↓
瓶の状態よって染まり方は色々。薄かったり、濃かったり。
正に色々。
終了。
↓
藍はふすまや酒や石灰などを養分とした微生物の発酵によって染まるもので、常にアルカリ性に保たなければならないらしい。なので独特の匂いがある。
生き物なので状態がすぐ変わってしまので、毎日かき混ぜて液の様子をみるのだそう。
染める時は上澄み部分を利用するので、染めが終わったらかき混ぜて、
おつかれさまでした〜。
少し灰汁が残っているので、一晩水に晒してから干す。
発色が良くなるそうです。
写真左が藍瓶の染糸。右は前回の生葉染。
そのなかの「藍の会」が行っている藍染めを、
特別に藍瓶を使わせていただき、紡いだ糸で藍染めを体験!
藍染め 8月12日
糸を水に晒す。
↓
瓶に糸を浸し、
棒を中心にぐるぐる染め液に浸し続ける。
ピンぼけで絵が流れてるけど藍の花(泡)がきれいに出ている。
きっかり5分(たしか)間。
本来は酸化しないように全部浸けるそうだが、手紡ぎ糸なのでヨリが疎らでむらになりやすいためこの方式で。
↓
染め液を絞って、空気に晒す。
棒を中心にぐるぐる染、3分。
を2回繰り返す。
染めたい濃さでお好み。
↓
水洗い。色が出なくなるまですすぐ。
↓
干す。
↓
瓶の状態よって染まり方は色々。薄かったり、濃かったり。
正に色々。
終了。
↓
藍はふすまや酒や石灰などを養分とした微生物の発酵によって染まるもので、常にアルカリ性に保たなければならないらしい。なので独特の匂いがある。
生き物なので状態がすぐ変わってしまので、毎日かき混ぜて液の様子をみるのだそう。
染める時は上澄み部分を利用するので、染めが終わったらかき混ぜて、
おつかれさまでした〜。
少し灰汁が残っているので、一晩水に晒してから干す。
発色が良くなるそうです。
写真左が藍瓶の染糸。右は前回の生葉染。
2008.08.09 Saturday
ダンボール織り
大きいサイズのダンボール織り機を作り
コースター4枚分くらいの大きさ布ができました。
糸の染めは、茶色がむくげ(たぶん)、黄色がこぶな草、
薄いグリーンが藍の生葉です。
藍の生葉は去年染めたものですが、本当なら水色になるはずが、
グリーンに染まりました。私は、この色もけっこう好きです。
コースター4枚分くらいの大きさ布ができました。
糸の染めは、茶色がむくげ(たぶん)、黄色がこぶな草、
薄いグリーンが藍の生葉です。
藍の生葉は去年染めたものですが、本当なら水色になるはずが、
グリーンに染まりました。私は、この色もけっこう好きです。
2008.08.06 Wednesday
今日の棉畑
最近スコールのような雨が多い。
昨日このあたりは10分位降ったらしいので今日は水やりはなし。
本当だったらトウモロコシは実がつく大きさなのだけど枯らしてしまい、
種を蒔き直したので成長スピードが合わなくなり、
大きくなった朝顔が絡み付き、トウモロコシが倒されているので、蔓を外す。
ちらほら花が咲いていた跡があった。
密集しているところが元気な理由はわからないけど、
土の表面の乾き方かも、ということで、
試験的に一部、藁でマルチングしてみる。
日が高くなると畑の場所で土の乾きがちょっと違ってくる。
昨日このあたりは10分位降ったらしいので今日は水やりはなし。
本当だったらトウモロコシは実がつく大きさなのだけど枯らしてしまい、
種を蒔き直したので成長スピードが合わなくなり、
大きくなった朝顔が絡み付き、トウモロコシが倒されているので、蔓を外す。
ちらほら花が咲いていた跡があった。
密集しているところが元気な理由はわからないけど、
土の表面の乾き方かも、ということで、
試験的に一部、藁でマルチングしてみる。
日が高くなると畑の場所で土の乾きがちょっと違ってくる。
2008.08.01 Friday
夏休み子供工作教室
毎年民家園で行われている、子供工作教室。
綿の会では糸を紡ぎダンボール織り機をつかったコースターを作りました。
棉畑、展示されている棉などを実物を見学。
棉の実を種と綿に分ける「綿くり」
紡ぎやすくするためにほぐす「弓うち」を行い、
いよいよ紡ぎます。
はじめて紡ぐとは思えない手さばきで終了。
ダンボール織り機を使って織っていきます。
自分で紡いだ糸と綿の会で用意した糸を使いながら上手に織っていきました。
ここで、出来上がりの写真を載せたかったのですが、
…手違いがあって撮れていなくてごめんなさい!
大人だと、色見など計画をたてて考えこみがちで、
出来上がるとつまらなかったりしますが、
こどもたちは、みんな色の使い方が斬新で、とても勉強になりました。
綿くりで取れた種、来年5月連休あけたら蒔いてみてくださいね。
綿の会では糸を紡ぎダンボール織り機をつかったコースターを作りました。
棉畑、展示されている棉などを実物を見学。
棉の実を種と綿に分ける「綿くり」
紡ぎやすくするためにほぐす「弓うち」を行い、
いよいよ紡ぎます。
はじめて紡ぐとは思えない手さばきで終了。
ダンボール織り機を使って織っていきます。
自分で紡いだ糸と綿の会で用意した糸を使いながら上手に織っていきました。
ここで、出来上がりの写真を載せたかったのですが、
…手違いがあって撮れていなくてごめんなさい!
大人だと、色見など計画をたてて考えこみがちで、
出来上がるとつまらなかったりしますが、
こどもたちは、みんな色の使い方が斬新で、とても勉強になりました。
綿くりで取れた種、来年5月連休あけたら蒔いてみてくださいね。
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